令和6年度「第55回全国学校保健・学校医大会」を宮崎県医師会が担当するにあたり、ご挨拶を申し上げます。
学校医の先生方をはじめ関係者の皆様方には、日頃より学校保健活動の推進にご尽力を賜り厚く御礼申し上げます。
本大会は日本医師会の主催により毎年各都道府県医師会の担当で開催され、今回で55回目を迎える歴史ある大会です。宮崎県での開催は、昭和49年以来50年ぶりとなります。
本大会では、「未来ある子ども達のために、いま学校医ができること」をメインテーマに、午前中は、からだ・こころ、耳鼻咽喉科、眼科の分科会を開催いたします。多くの先生方から各地の特色ある取組みや日頃の活動・研究についてご発表いただき大きな成果につながることを期待しています。
午後のシンポジウムでは「学校医の魅力、やりがいとは何か~現状と課題を踏まえて~」をテーマに、約20年ぶりに発刊される日本医師会の学校医の手引き「書籍名:学校医のすすめ~そうだったのか学校医~」の内容や発刊に至った経緯等について基調講演をいただきます。併せて小児科・耳鼻咽喉科・眼科の各学校医、養護教諭をシンポジストに迎え、それぞれの立場からのご講演やディスカッションを予定しています。日本医師会のお取り計らいにより、大会参加者には、本書籍が資料として無料配布されます。
また、特別講演では、宮崎県延岡市出身の松田丈志選手を28年間指導され、4大会連続のオリンピック出場と、3大会連続4個のメダル獲得に導いた元オリンピック競泳日本代表コーチの久世由美子様に「夢を夢で終わらせない競泳人生(仮)」と題してご講演いただきます。
シンポジウムや特別講演を通して、子ども達のために、いま我々ができることをともに考え、学校医活動への参画や推進、課題解決の糸口になればと考えております。
宮崎には、大自然が生んだ高千穂峡や日南海岸、鬼の洗濯板などの絶景スポットや、モアイ像が完全復刻されたサンメッセ日南、再開発が進み新しい雰囲気が味わえる青島などの観光名所が充実しています。大会と併せて、晴天が多く過ごしやすい秋の宮崎を満喫いただければ幸いです。
大会成功に向け、役職員一同鋭意準備を進め、精一杯のおもてなしで皆様をお迎えしたいと考えております。多くの皆様のご参加と本大会が実り多きものになりますことを心より祈念申し上げます。